LiLz株式会社様の「LiLz Gauge」が正式リリースされました

お知らせ

2020年06月01日

LiLz株式会社様の「LiLz Gauge」が正式リリースされました

2019年8月にクローズドβ版として提供が始まった「LiLz Gauge(リルズゲージ)」が、このたび正式にリリースされました。
ハードウェア面での安定稼働やユーザー運用の検証期間を経て、正式プランへの移行となったことは、遠隔点検の新たなフェーズへの前進とも言えます。

LiLz Gauge は、LiLz株式会社(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:大西 敬吾)によって開発された、IoT・AIを活用した遠隔点検サービスです。無線型のIoTカメラが現場のメーターや設備を定期的に撮影し、その画像をクラウド上のAIが解析することで、メーターの数値を自動的に読み取ることが可能になります。これにより、現場に人が赴かなくても、設備の状態確認や点検がリモートで行えるようになります。

バックムーンの担当領域

LiLz Gaugeでのアノテーション作業の様子(※開発中の画面です。正式リリース版とは一部仕様が異なる場合があります)
LiLz Gaugeでのアノテーション作業の様子(※開発中の画面です。正式リリース版とは一部仕様が異なる場合があります)

株式会社バックムーンは、本プロジェクトのUI設計およびフロントエンド開発を担当させていただきました。中でも特に力を入れたのが、「アノテーション作業」の操作性です。LiLz Gauge では、AIが正確に数値を読み取るために、点検対象となるメーターの位置を画像上で指定する必要があります。この作業を「アノテーション」と呼びますが、現場のユーザーにとってはやや馴染みのない工程でもあります。

そこで私たちは、誰でも直感的に操作できるよう、専門的な知識を必要としないUIの設計を心がけました。具体的には、画像を見ながらマウスで計器の針や、デジタルメータのLEDなどの場所をクリックするだけで、対象となるメーターの位置を簡単に指定できるインターフェースを実装。説明を読まずとも手が自然に動くような操作感を目指し、何度も検証を重ねながら調整を行いました。視認性や配置の工夫に加え、点検対象の種類が増えても混乱しないよう、画面全体の構成にも配慮しています。

LiLz Gauge は、現場の省力化と安全性向上に大きく貢献するプロダクトです。その一部に携わることができたことを光栄に思うとともに、今後も現場のリアルに寄り添ったプロダクトづくりを、技術とデザインの力で支えてまいります。

LiLz Gauge(リルズゲージ)サービス概要

ハードとソフトが一気通貫設置と設定がインスタント
完全無線型 IoTカメラ連動メーター読取りの遠隔自動点検AI
https://lilz.jp/products/lilz-gauge